ばろぐ・ほいダウン

2010年Nゲージにより鉄道事業を開始。2011年Gゲージに参入することで事業拡大。常に夢と目標と野望を持ち活動していく。

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ファンタスティックビースト第2作目を語る

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11/23ついに公開された「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」

ハリーポッターシリーズの大ファンだと自負している自分も観てきました。

2,3ヶ月に1度は原作(家にあるのは日本語訳ですが)と映画を一気に観る1週間を設けるくらいにはファンです。そろそろ1週間では収まりきらない作品の量になってきました。

ところで、邦題の「黒い魔法使いの誕生」の黒い魔法使いはグリンデルバルドを表していると思いますが、この映画の前からグリンデルバルドは闇の魔法使いとして知れ渡っており誕生とするのは違うのではないかなと考えています。

1回目は2Dで2回目は3Dで。

3Dを観るのに苦労しました。というのも今話題の4Dを含め、吹替版で上映しているところばかりなんですよね。幼い頃から洋画は字幕で観てきた自分にとって2時間半ほど吹替で観るのはなかなかしんどいのです。口の動きに合わせる関係で吹替だと盛り込めない情報もありますし、実際に動いて演じている役者さんたちの声を聴きたいですしね。

あっ、アニメを観るのは大好きなので声優さんたちが活躍しているのは素直に嬉しいですよ。

 

前置きが長くなりましたが、できるだけネタバレしない範囲で語っていきます。

 

 

 

CMや予告でもあったように本作は闇の魔法使いグリンデルバルドがアメリカ魔法省MACUSA(マクーザ)からヨーロッパに移送される際に逃亡するところから始まります。

ここでは前作であまり目立っていなかったあのキャラがやってくれます。

移送のために警護に当たる魔法使いが何人もいるわけですが、逃亡にあたって邪魔になる彼らを殺さないのがグリンデルバルドの性格。ヴォルデモートなら容赦無く殺しています。ここはいい対比になってますね。

ここでタイトルがどーん!!

逃亡したグリンデルバルドはパリに潜伏。

 

さて、所変わってイギリス魔法省。とある用件で主人公ニュートは呼び出しを食らっています。

疎遠になっていた魔法省で働く友人(性格にはもう少し深い関係かも)リタ・レストレンジと兄のテセウスに再会。

ここでの会話が今後のニュートの立場を決める一つのきっかけになります。どんな話なのかはご自身でご確認を。

 

魔法省を後にしたニュートの前に現れたのは当時ホグワーツで闇の魔術の対する防衛術の教師をしていたダンブルドア。

ここでなんと前作のニュートの行動は彼の指示だったことが明らかになります。そして、ラストシーンへの伏線もここで語られることに。

グリンデルバルドを倒すよう半ば強制されたニュートはパリへ行くことを決意。

 

用事を済ませたニュートが帰宅すると前作にアメリカで出会った仲間の魔法使いクイニーとマグル(ノーマジ)のジェイコブが彼を訪ねてきます。

二人は恋人として付き合い始めてました。結婚が視野に入るくらいには親密に…

しかし、魔法使いとマグルは当時のアメリカでは結婚はおろか付き合うことすら許されていません。純粋に好きな人と結婚したいクイニーと世の中の状況を冷静に見てまだ結婚はできないとするジェイコブはすれ違ってしまいます。

そしてクイニーはジェイコブの元を離れ、とある調査でパリにいる姉ポーペンティナ(以下ティナ)の元へ。

このティナとニュートは前作で絆を深め恋人に近い状態になっていました。ちなみにのちに二人は結婚し、ハリー・ポッターが活躍した時代も存命しています。

 

さあ、ニュートはグリンデルバルドとティナを追って、ジェイコブはクイニーを追ってパリでの冒険の始まりです。

 

フランス・パリではティナが調査にあたっていました。彼女は前作で死んだと思われていたクリーデンスを追っていました。彼の存在が今シリーズのキーになっており、このクリーデンスを追ってグリンデルバルドもパリに潜伏していたわけです。

そんな中彼女は一人の人物に出会います。

 

パリについたクイニーは姉を探し始めますが、見つかりません。見知らぬ土地で途方にくれ追い込まれた彼女に手を差し伸べたのは、なんと…

 

パリについたニュートとジェイコブはティナの捜索を開始。捜索を続けているうちに二人はティナが出会った人物に接触。この人物(ユスフ・カーマ)を通してティナと再会。

 

ニュート、ティナ、ジェイコブ、ユスフの4人は(ユスフは諸事情で担ぎ込まれて)パリのダンブルドアの仲間の家へ。ここはニコラス・フラメルの家でした。

 

クリーデンスの出生を調べるべく、ニュートとティナは再び調査を行います。

そして事実に近づくべく、レストレンジ家の墓へ。

 

この場所で様々な事実が明かされ、その後開かれたグリンデルバルドの集会で自体は大きく動きます。

ラスト付近は劇場で。

 

見所をいくつか上げていきます

 

①グリンデルバルド

前作ではグリンデルバルドとしての登場シーンは少なかった彼。様々な魔法を駆使して逃亡を図るシーンでは彼の実力がよくわかります。また、物語を通してヴォルデモートとは違った形の恐怖を感じられると思います。

 

②ニュートとティナの関係

前作で絆を深めた二人ですが、今作は途中まですれ違った状態。前作中盤から親しみを込めて「ニュート」と呼んでいたティナが「スキャマンダーさん」とあえて他人行儀にしているのが可愛い。不器用な二人らしさが表れているとともにクイニーとジェイコブの関係との対比になっています。

 

③ニコラス・フラメル

「ハリー・ポッターと賢者の石」で賢者の石を作った人物として名前が登場していた彼。今回登場シーンは多くはないものの活躍してくれます。とても格好いいので必見です!

 

④クリーデンス

彼には大きな秘密がありそう。いや、ある。今作ラストでその正体に近づくのですが果たしてそれも本当なのかどうか…

 

ファンタスティックビーストシリーズの結論としてはダンブルドアがグリンデルバルドを倒し、グリンデルバルドは捕まるというすでに明らかになっているものなので、過程を楽しむ気持ちで観ていただければと思います。

今回新たな事実がてんこ盛りなので前作とハリー・ポッターシリーズを観てからいくとなお良いかと思います。

 

今作はとてもダーク。ワクワクというよりハラハラとした感じです。ようやく悪役らしさが出てきたグリンデルバルドもいいですね。言葉巧みな様はなんとも言えない恐ろしさを感じさせます。映画の評価を見ていると「グリンデルバルドがどんな悪役かがわからない」という声がありましたが、それがある意味正解。観ている側をも自分の側に取り込んでしまっているわけです。話の中身は決して平和的なものではないのですが、言葉選びや言い方でまるで正しいことをしているかのように思わせてきます。やばいですね。映画なので冷静に観れますが、現実にいたら影響される人はたくさんいそうです。

 

あと何回観に行けるかな。

毎回良い作品を作ってくださる制作側に感謝。